企業訪問記は日本各地にある日本企業や歴史的・文化的なスポットを訪れ、複眼的観点を発見・発掘していく、いわば「経済版ブラタモリ」のような企画です。
日本の屋台骨を支える企業から、古の日本について教えてくれる神社・史跡まで巡り、日本人と外国人の目を通して感じたこと、学んだことを塾生の皆様と共有する動画です。

複眼月例会

企業訪問記 Vol.28 和歌山

開催日:2019年01月29日(火)
配信日:2019年06月03日(月)

複眼経済塾では2019年1月に和歌山県を訪問しました。 初日は南方熊楠記念館を見学してから、串本町にあるトルコ記念館を訪問しました。 こちらはトルコの軍艦「エルトゥールル号」が沈没した場所です。 明治22年(1890年)にオスマン帝国はオスマン・パシャ海軍少将を特派使節として日本に派遣しました。 乗組員650名以上を乗せた「エルトゥールル号」は翌23年6月7日横浜港に到着し、日本から熱狂的な歓迎を受けました。 日本に約3ヶ月滞在した「エルトゥールル号」はイスタンブールへの帰路にこの場所で海難事故にあい沈没しました。 地元住民の献身的な救難活動により奇跡的に助かった69名を除く全員命を落とした事件ですが、トルコと日本の親交が始まったきっかけにもなった大事な出来事です。 トルコ記念館の近くに慰霊碑とトルコ共和国初代大統領アタテュルク騎馬像もあります。また、日本で最初に作られた石造灯台である樫野崎灯台も同じ場所にあるので見学しました。 翌日は熊野速玉大社、神倉神社に参拝してから、那智の滝が見える熊野那智大社を参拝しました。お昼はくじら家でクジラ肉を頂いてから太地町立の「くじらの博物館」を見学しました。こちらはすぐ近くに捕鯨船第一京丸の展示場もあり、クジラやイルカもショーも楽しめる施設でした。

複眼月例会

企業訪問記 Vol.25 秋田

開催日:2018年08月07日(火)
配信日:2018年09月10日(月)

複眼経済塾では2018年8月に秋田県を訪問しました。 今回のテーマは近代国家成立に欠かせなかった「尾去沢鉱山」や「小坂鉱山(同和鉱山)」の歴史や、その後リサイクルを中心としたエコタウンに生まれ変わった小坂町周辺の現状を体感することでした。 初日の最初に 縄文時代後期前葉(約4,000年前)の環状列石の遺跡である伊勢堂岱遺跡を訪問しました。その後に史跡尾去沢鉱山を見学しました。尾去沢鉱山は鉱脈型銅鉱床と呼ばれ脈状の銅鉱脈を採掘した鉱山で日本の近代化に大いに貢献した鉱山です。初日の最後に大湯環状列石を訪れました。大湯環状列石は、秋田県鹿角市に所在する2つの環状列石(野中堂環状列石、万座環状列石)を主体とする縄文時代後期(約4,000年前)の大規模な遺跡です。 2日目にDOWAグループの子会社であるエコリサイクル社の工場を見学しました。当社は平成13年4月にできた家電リサイクル法の施行を機に、DOWAグループの鉱山・製錬関連の技術・人材等を活用して、使用済み家電製品やパソコン、OA機器等のリサイクルを推進し、地域経済の活性化および環境にやさしいまちづくりに寄与することを目的で設立された会社です。使用済み家電を一つ一つ手作業で解体し、リサイクルしています。 最後に訪れたのは小坂鉱山事務所でした。かつて大きな鉱山町として栄えた小坂町と小坂鉱山の歴史について学びました。

複眼月例会

企業訪問記 Vol.17 横浜

開催日:2017年09月06日(水)
配信日:2017年10月16日(月)

複眼経済観測所では9月に2019年に開港160周年を迎える横浜を訪問しました。

まず横浜ならびに横浜港の総鎮守である伊勢山皇大神宮にお参りしてから、横浜開港資料館を見学しました。

その後に神奈川県庁所在地にある神奈川運上所跡を見学しました(運上とは今でいう税金のことです)。

そして、現在公会堂として使用されている、横浜開港開港記念館に寄ってから、横浜税関資料展示室と日本郵船歴史博物館を見学しました。

来年は日本の海運業にとって大再編の年になるので、この日本郵船歴史博物館で学んだ日本の海運業の歴史は今後の市場を予想するうえで大いに役立ちました。

このテーマについては会社四季報秋号の分析で詳しく解説しておりますので、是非そちらもご覧頂ければと思います。近日アップ予定の複眼交流会の動画でも確認できます。

午後はドリアとナポリタンの発祥の地であるホテル、ニューグランドを訪問し、山下公園にある氷川丸を見学しました。氷川丸は日本郵船が1930年に竣工させた当時の豪華客船です。

北太平洋航路で運航されていましたが、太平洋戦争では病院船として運用されました。戦後は1960年まで北太平洋航路で運航を続けました。

現在は国の重要文化財に指定されています。

最後に三菱重工の技術を分かりやすく解説している三菱みなとみらい技術館を見学しました。

横浜はすべて歩いて回りましたが、狭いエリアに日本の開国に深く関わった歴史的な建物が多く、大いに勉強になりました。

複眼月例会

企業訪問記 Vol.12 秩父

開催日:2017年02月01日(水)
配信日:2017年02月14日(火)

2月1日に埼玉県の秩父市を訪問しました。

今回訪問した場所と動画のポイントは、

①秩父鉄道車両公園:秩父鉄道で過去に使用された車両が展示されている公園です。また、転車台が可動状態で残されている数少ない場所の一つで、鉄道ファンの間でも人気スポットの一つだそうです。

②聖神社:秩父市にある神社で、銭神様が祀られており、参拝者の金運を高めてくれるとのことでたくさんの人が訪れます。

③日本通貨発祥の地と和銅精錬所跡:和同開珎の材料である和銅が初めて産出された場所とそれが精錬された精錬所の跡です。両場所も山の中にありまして、アクセスはかなり不便ですが、日本の通貨の紀元は当然ながら日本の金融の紀元でもありますので、複眼経済としては当然のこととして山を登って訪れました。

④秩父神社と秩父まつり会館:秩父地方の総鎮守である神社です。毎年12月に行われる例祭「秩父夜祭」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されており、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭及び日本三大美祭に数えられます。今回は神社を訪れた後にまつり会館を見学しました。

⑤武甲山資料館:武甲山は秩父のシンボルで、信仰の山でもありますが、残念ながら現在は石灰岩採掘により山の姿は変貌しつつあります。武甲山資料館では山のかつての姿を確認できます。また、山の生態系、石灰岩の用途などについても色々な展示物を通して学ぶことができます。

複眼月例会

企業訪問記 Vol.11 京都

開催日:2016年11月28日(月)
配信日:2017年01月12日(木)

昨年の最後の企業訪問として京都を訪れました。

今回訪問した場所と動画のポイントは、

①島津創業記念資料館:この資料館は島津製作所の創業の地にあり、木造2階建ての建物です。創業者の初代の島津源蔵が居住し、約45年間、本店として使用しました。館内には、創業以来、製造販売してきた理化学器械、医療用X線装置や産業機器をはじめ事業活動に関連する歴史的な文献・資料などが常設展示されています。

②京セラ ファインセラミック館:当館は京セラが取り組む文化事業の一環として、1998年10月に本社ビルの2階に開館しました。ファインセラミックスを学ぶ学生や研究者の方はもとより、広く一般の方々に理解を深めていただくのが目的です。

③木嶋神社(このしまじんじゃ)」:蚕の社(かいこのやしろ)」とも言われる、古くから祈雨の神として信仰された神社であり、境内には珍しい三柱鳥居があることで知られています。

④東映映画村:江戸の町を再現した体験型テーマパークです。オープンセットで時代劇や映画の撮影シーンなども見ることができます。また忍者ショーや江戸の大道芸などのショーを見ることもできます。

⑤伏見稲荷大社:伏見稲荷大社は京都市伏見区にある神社で、稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体を神域とします。 全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社で、3年連続外国人がもっとも訪れた神社です。

⑥京都伝統産業ふれあい館:長い歴史の中で京都が生み出した工芸品や文化について学ぶことができます。今なお受け継がれている伝統産業について理解を深められる場所です。

⑦月桂冠大倉記念館:伏見城の外堀・濠川(ほりかわ)沿いにある歴史的な酒蔵です。貴重な酒造用具類を保存し、伏見の酒造りと日本酒の歴史をわかりやすく紹介しています。

複眼月例会

企業訪問記 Vol.9 東京

開催日:2016年09月14日(水)
配信日:2016年10月06日(木)

9月の訪問記は東京でした。今回はタイムリーに築地市場と豊洲新市場を訪問し、また思わぬところから豊洲の土壌と地下水が汚染している本当の原因を知ることができました。

今回訪問した場所と動画のポイントは、

① 築地市場と豊洲新市場:豊洲への移転問題が話題になっている築地市場とその移転先である豊洲市場を訪問しました。この日は9月14日でちょうど豊洲の地下水調査が行われた日でした。後に東京ガスの方から聞いた話ですが、以前は豊洲に東京ガスの石炭からガスをつくる工場があって、そのため土壌や地下水が汚染しているというのは確かにそうらしいです。しかし、豊洲から東京ガスの工場から出ていない汚染物質も出ているといいます。それは明治維新以降に急速に産業化を果たした日本の企業が長年隅田川に垂れ流した汚染物質のせいと言います。その汚染物質が川で運ばれて海の底に沈んでいました。しかし、豊洲は浅瀬で石炭を運ぶ船が近づけないので海の底の土を掘って港を深くしました。掘られたその土を盛り土にしたのは問題の発端となっています。これは新聞やテレビでも聞いたことがない話でびっくりしました。

② ガスの科学館:豊洲にある東京ガスが運営するガスの科学館です。五感を駆使した体験型の展示が多く、楽しみながらエネルギーや環境について学べます。各展示で、コミュニケーターの方が見学をサポートします。

③ TOKYO WATER TAXI:勝鬨橋からWater Taxiに乗り、浅草まで行きました。快適な移動手段だし、意外な東京観光ができます。

④ 江戸・東京博物館: 墨田区両国にある東京都立の博物館です。期間限定のシーボルト展が目当てでここを訪問しました。シーボルトは日本文化をヨーロッパに紹介し、ジャポニズムに火をつけた人たちの中でも極めて重要な役割を果たしました。

ページの先頭へ