【175】トルコウィークリー No.60 2017年3月26日

先週はドイツの情報機関及び公安当局であるBNDの会長がクーデターはギュレンの仕業であるとの証拠はないと発表し、エルドアン陣営がこの発言に対して激怒していたことを伝えた。この発言の2日後に米国下院の情報議長も同じ内容の発言をテレビで行った。また、24日金曜日の夕方にイギリス議会の調査レポートが公表された。このレポートでもクーデターをギュレン派がやった証拠がないと断言している。

立て続けに欧米からこのような発言が続いていることの意味が大きいのである。おそらくクーデターを誰がやったのかを最初から把握している欧米の情報機関が、今のタイミングで一斉に動いたことは、エルドアンに対する風向きが完全に変わったことの証拠である。来月に行われる国民投票の結果はどうであれ、トルコの政治情勢は年内に大きく動くと予想している。

今週のトルコリラは小動きであった。先週格付機関のムーディーズはトルコ格付け見通しを引下げたが、その影響はほとんど見られなかった。トルコリラは国民投票まで狭いレンジにおける小動きが続くと予想している。

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