【170】トルコウィークリー No.57 2017年3月4日

トルコ統計局が発表したデータによると消費者物価指数は2月に0.8%上昇し、年間インフレ率は10.31%に達した。これは2012年の4月以来の最高水準となっている。インフレ率の上昇の原因はトルコリラの下落であり、その影響がタイムラグを持って消費者物価指数に現れている。エルドアンの権限強化を狙った国民投票は4月16日に行われるが、エルドアン陣営が国民投票の実施を急いだ理由の一つはインフレの上昇である。リラ下落によるインフレ上昇の影響は3月から現れると予想されていたが、早くも2月から出てきている。

今週のトルコリラは米国の3月の利上げ観測を受け対ドルで大きく下落した。ドル高の基調は来週も続く可能性があり、ドルは再び3.8リラを超える可能性もある。しかし、政府とトルコ中銀は国民投票の前にリラの下落をなんとしても避けたいと思っているので行き過ぎた動きがあれば介入を辞さないと考えている。

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