【144】トルコウィークリー No.46 2016年12月16日

トルコ統計局のTUIKが12月12日に2016年第三四半期(7-9月期)のGDP数値を発表した。GDPは前年同期比でマイナス1.8%となり、前四半期(4-6月期)のプラス3.1%から一転して大幅に減少したことが分かった。トルコ経済の縮小は2009年の第三四半期(7-9月期)以来実に7年ぶりであって、国内に大きなショックが広がっている。

トルコ政府は7月のクーデター未遂事件の影響が大きいとしているが、それ以前からもロシアとの関係悪化やトルコ国内の治安悪化を受け、トルコの観光と農業収入が大きく減っていた。その結果が7-9月期の数字に表れたのであろう。個別で見ると個人消費はマイナス3.2%。企業の設備投資はマイナス0.3%、輸出はマイナス7%となっていて、どの項目も悪化しているのが分かる。

景気悪化は7-9月期で終われば良いが、10-12月期はドル高・リラ安と原油高の影響で消費が更に冷え込んでいる可能性が高いと見ている。経済学的な定義としても2四半期連続のマイナス成長はトルコ経済が不況に陥っていることを意味する。

(今週はテキストのみで発信させていただいております。)