【132】トルコウィークリー No.37 2016年10月14日
トルコは大統領制への移行を問う国民投票をいよいよ実施?
トルコのユルドルム首相は12日に大統領制への移行を問う国民投票を実施すると話した。国民投票の実施の時期としては2017年の1~3月期が示唆されている。トルコは現在も大統領はいるが、大統領はシンボリックなポジションで実際の権限を持っていない。エルドアン大統領は今まで非正式的に実権を握ってきたが、これからは正式的に権限を持って統治したい考えである。国民投票案に対しては野党の反発も以前に比べ少なくなっているので、実施の可能性は高いと見ている。 このニュースを受けて米ドルは対トルコリラでずっと越えなかった3.1の壁を越え、大きく上昇した。ドル・リラはこの一年間はずっと2.8と3.1のボックス圏で動いてきたが、3.1の壁が破られたことで今後3.25までの下落が可能だと考える。現時点から年度末までに5%~8%程度の下落は想定する必要がある。先日のMoody’s のトルコ国債格下げに続いて、来年の1月にFitchもトルコ国債の格付けを下げる可能性は高いと見られている。トルコリラの足元の動きはFitchの格下げも織り込みに行っているように見える。
(エミン・ユルマズは東京不在につき、今週のトルコウィークリーはテキストで配信させていただきます。ご了承願います。)
(トルコウィークリーには、pdf資料は付属しておりません。)